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初めて「ソレ」を見た時は
正直言って嬉しかった
あぁ、やっと僕も
兄さんの苦しみを理解出来るのだと
「雪男、お前には戦える力がある」
「その力で……兄さんを守れるの?」
「あぁ、出来る。」
兄が弟を守らなきゃならないって言うけれど
弟が兄を守っても良いじゃないか
「僕が兄さんを守る」
例え相手が実の父親-サタン-であろうとも
兄さんは、僕が守る
……………………………
どっぷり来てしまいました青エク!むしろ雪燐!!!
兄弟ぷまいよはぁはぁはぁはぁ
可愛い兄さんはぁはぁはぁはぁ
水樹
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強くなりたいか?
そう問われ、すぐに自分は「はい」と答えた
理由無き強さは脆い
余りにも即答だった為かそう言われた
だが、理由ならある
自分が強くなるのは兄さんのため
それ以外に理由など無い
強くて、自分にも他人にも厳しくて、そして優しい兄さん
小さい頃からずっとずっと憧れいた
いつか彼のように強くなりたいと願う程に
背負われたり、守られたりばかりは嫌だったから
自分も、彼を守りたい
それを可能とする力なら、ある
「強くなりたい」
そのためならばどんな厳しい訓練にだって耐えてみせる
兄さんを守る、そのためなら
………………………………
全く名前すら出てきてませんが、ドイツ視点です
兄弟は弟攻めが良いね!!!弟→兄ぷまい
まぁ芋兄弟の場合は兄貴からも矢印凄いけど
水樹
ついに動き始める
止められぬ運命
ジャンヌが異動命令を受け、そしてフランシスがGPIのサブに合格した頃より
3ヶ月前のこと
イヴァンの任務からの帰還により、建物内は慌ただしかった。
予てより討伐が計画されていたマフィアの殲滅に成功したのだ。生き残りは彼らによって捕らえられ、本部地下にある収容所に収容されることとなっていた。
返り血を浴びたままのサブ達が何人も通る。イヴァンのサブ総出での任務となっていた。驚くほどに血を浴びた女性もいるが、彼女自身はそんなもの構わずに歩く。後ろから心配の声をかけられるも無視したまま。
「……諦めないよね、トーリスって」
「それが彼の良い所だと思うけど」
同僚の進む道に口を挟むつもりは無い。むしろ応援している。何故なら、もしトーリスが彼女と付き合えるようになれたとしても、大きすぎる困難が待っているからだ。
「呼んだ?」
「「ひゃぁぁっ!!!」」
突然後ろからかけられた声に2人は驚きの声を上げる。一体いつの間に!!と思いつつ振り返り頭を下げる。
「仕事、まだ終わってないよ?」
「「は、はい!!」」
顔を上げ、イヴァンを見る。
彼には返り血などほとんどついていなかった。後方で待ち、部下のみを戦わせていたというわけではない。正直言って、最も多く敵を滅したのは彼である。多数の敵を相手に無傷で生き残るなど……怖いを通り越して、正直言って化け物だ。
「じゃ、後は頼んだよ」
現場での殲滅は行うが、基本的にイヴァンは事後処理をしない。部下達に任せるのがいつものことだ。それを2人もよくわかっているため、立ち去る彼に何も言わなかった。
廊下を歩く。
今日の任務は確かに『楽しい』ものではあった。久しぶりに高揚出来たのだから。
が、あの程度では足りない。もっと、もっと『血』が沸き上がる程の殺し合いをしたい。
悪という存在ををこの世界から消すために、彼は数えきれないほど悪を殺してきた。しかしまだまだ悪は存在する。一体、どれほどの悪を殺せば悪はいなくなるのだろうか?
「どこに隠れてるんだろうね」
隠れ、姿を見せない。だから悪はまだ残っている。
「悪は殺さなきゃ」
だって悪は
あの人を…
ドサッ…
どこからか音が聞こえた。どっち?どこ?きょろきょろと辺りを見渡しそれを探る。
あ、いた
あちこち傷だらけで廊下に倒れているこの男の顔は見たことがある。そう、さっきまで戦っていたから。イヴァンが殲滅させたマフィアの幹部の1人だ。生き残り、ここまで連れてきた男だ。
耳をすませば館内が少し騒がしい。なるほど、脱走でもしたのか。イヴァンはそう結論付け、彼に近づく。
歩みを進めながら、愛用の水道管を振る。先の任務のおかげで赤く染まっている水道管を片手に、彼へと近づく。
さぁ、殺そう
だって彼は悪
「悪は……」
コロサナキャ
「待って下さい!!!」
振り上げた直後に響く声。振り向き、誰なのか確認しようとした瞬間、その者はイヴァンの横を駆け過ぎた。そして、廊下の床にうずくまる者に近づき、介抱する。
「……………ねぇ」
それらをイヴァンが黙っているはずが無い。一旦水道管を下ろした彼は、細く冷たい瞳で彼女を見下す。
駆け寄った彼女が誰なのかは知っている。何年か前にGPI入りし、今は副リーダーのサブとして働いている者だ。彼女がこの建物にいることは別におかしくは無い。
が、彼女は何をしている?
叱りつけようと口を開いた、その時だった
「ッ!?」
彼女は男に手をかざした。その手の平は淡く光ったと思えば、途端に輝きを増し男を包み込んだ。眩い光に包まれ続け、そして光が収まってきた時、滅多に驚きを見せないイヴァンが口を開けて驚いた。
何故なら、重症を負っていたはずのその男が完治していたからだ。
あれだけの傷が全て跡形も無く治っている。
一体、これは?
だが
「……うっ……」
「動かないで下さい。すぐに医務室に…」
彼女がそう言った直後だった。
ズシャァッ!!
目の前で赤い液体が飛び散る。肉片が舞い、辺りに付着する。ほんの一瞬前は生きて動いていた。だが今は…
「どう…して………」
胸から上が消し飛ばされた体に手を伸ばす。まだ暖かい。人の暖かさが残っている。
「どうして?面白い事を聞くんだね、キミは」
彼女の後方にいたはずのイヴァンは彼女の目の前にいた。手に持っているのは血塗られた水道管。ヴイァンが誰に何をしたか、彼が誰に何をされたのか、彼女がわからないはずがない。
「どうして……何でこんなことを!!」
「だって仕方無いでしょ?」
「この方は傷付きながらも生きていました!!必死に生きる者を…何故殺したのですか!!!!」
「だって」
だって
「彼は悪だから」
悪は殺さなきゃ
アクハコロサナキャ
「悪が生きるなんて、そんなの駄目なんだよ。悪はみんなみんな、殺して、いなくならなきゃいけないからね」
「そんなのおかしすぎます!!!」
初めて、だった
「確かに悪い人はいる、でも彼らは生きている人間です!」
イヴァンに
「そんな彼らを殺していいはずが無い!!!」
真っ向から反論の意を示した者は
「……キミは……悪がこのまま生き続けることを望むの?」
「え?」
イヴァンを取り巻く空気が明らかに変わる。GPIに所属しているとは言え、エージェントではない彼女は一般人に等しい。そんな彼女がはっきりとわかるほどに彼は様子を変える。
「この世界に悪がいることを望むの?」
「悪がはびこるこの世界を良しと思うの?」
「悪の存在を赦すの?」
「悪が引き起こす事象を認めるの?」
そして
「この世界を満たそうとしている悪を、生かそうというの?」
悪は悪
アクでありあく
そんなモノが存在して良い訳が無い
なのに
「キミは」
悪がいることを
悪があることを
「許そうって言うの?」
その瞬間、彼女はその場に立つことが出来なくなっていた。膝を床につき、全身から大量の汗が吹き出し、震えが止まらない。
目の前にいる存在に圧倒されている。
殺気などでは無い。そんな生ぬるいものでは無い。
彼から感じるものはそんなものではない
「うっ……」
吐き気を催したが彼女は必死で耐えた。もう意識を保っていることすらギリギリだ。ゆっくり顔を上げ、ぼんやりとする視界に移るのは
全てを塗り潰す
黒
そこで彼女の意識は途絶えた
「……んっ…………」
目をゆっくり開く。
視界に映ったのは白い天井。よく嗅いだことのある消毒液の匂いがどこからか感じられる。
「…こ…ここは……」
「気付いたか、ジャンヌ」
緩くウェーブのかかった金髪。その顔を見た瞬間、ジャンヌは心から安堵する。
「…フランシス……」
「1日中目を覚まさないから……心配した」
彼のこんな顔は見たことが無い。そんな顔をさせてしまって申し訳なく思う。
ジャンヌは手を伸ばし、ベッドの横の椅子に座るフランシスに触れる。彼の膝の上に置かれた手に自分の手を重ねる。
「心配かけてしまってごめんなさい…」
「ジャンヌ……お願いだ、俺の前からいなくならないでくれ」
真剣な面立ち
その表情に目が惹かれる
「やっと、気付けた……本当に愛することをお前のおかげで知れた。俺には……お前しかいない。お前以外、愛することなどできない」
「だから……俺の前からいなくならないでくれ」
「フランシス……」
やがて、2人の距離が0になる。
互いの愛を確かめるかのようにされた口付けは、窓からそそぐ暖かな日の光だけが知っていた
「ナターリャ、お願い出来るよね?」
「えぇ。兄さんのためなら……喜んで」
…………………………………
かなり久しぶりな仏ジャン!!!もちろん過去編の続きです!!
この間真にこのマフィアパラレルの伏線や裏話、真相を全て伝えましたが、フランシスに関して特に驚かれました
あと何話かかるか本気でわかりませんが、ちゃんと過去編終わらせますよ!!!
この仏過去編を読んでから今までのシリーズを読むと、言葉の裏がわかると思います
さぁ、ついに次回は佳境!!!
えび
可愛いハートの女王様
我が儘なハートの女王様
女王様は言いました
「チェスゲームの始まりだ」
カシャンっ…
金属音が場に鳴り響く。刀を鞘に収め、軽くため息をついた。
こうやって始末をするのは今季に入って一体何度目だろうか?いい加減馬鹿馬鹿しく思えてくる。いくらスパイを送り込もうとも情報を集めようとも、我々の勝利は揺るがないというのに。
それでも他は、少しでも自分たちの勝率を上げようと考えているのだろう。
「終わったか?」
振り返るとそこにはとても美しい女性がいた。絶世の美女と称えられるほどの美しさ。右手に持つナイフや顔、服についている血など、彼女の美しさを引き立てるものでしかない。腰まで届く淡い金髪をたなびかせながら彼女はこちらへと歩み寄ってくる。地に這いつくばる生の無い肉体を容赦なく踏みながら。
「終わったのかと聞いている」
「終わりましたよ。見てわかりませんか?」
「………フンッ、帰るぞ」
向きを変え、颯爽と歩き出す。あまり他人と馴れ合わない彼女と少ないながらもこうやって言葉を交わせる人物など限られている。翻る金髪や舞い上がるロングスカートを視界に入れつつ、彼は声をかける。
「待ちなさい。そのままでキングに会うつもりですか?」
「報告の必要がある」
「キングの前です、身だしなみくらい整えなさい」
彼は足を止める彼女に歩み寄り、彼女の右頬についている血をハンカチで拭う。それはもちろん彼女の血ではない、彼女が殺した者達の返り血だ。拭いきると、右頬に刻まれている紋様が綺麗に浮かび上がる。
黒いスペード
彼の左頬にもあるその紋様は、キングへの忠誠の証。
「さぁ、行きましょうか、クイーン。キングがお待ちです」
黒髪黒瞳に黒を基とした衣装
風を受けながら彼は城へと帰還する
「ジャック、クイーン。よくやったね」
金髪と青い瞳が彼らを見つめる
そう、全てはキングのために
………………………………
久々に思い付いたパラレル
ハロウィンが近いからですかね~
キング、クイーン、ジャックが誰なのかはおいておこう(笑)
気が向いたら続き書くかと。
えび
穏やかな毎日
各警察が必死にその正体を暴き逮捕するために捜査を繰り返しているというのに、当の本人達はカフェでのんびりと寛いでいた。
オープンテラスの席に腰を下ろし、丸く白いテーブルの上に並べられた飲み物やお菓子を味わう。どれもその店のオススメの品らしく、とても美味しいものばかり。紅茶も香りよく淹れられており、紅茶に煩い者もその味をじっくりと堪能している。そんな風に寛いでいる者達が残虐な犯罪組織の一員だと誰が思うだろうか?
「菊、おかわりはいるか?」
「はい、いただきます」
白いポットから赤茶色の液体が注がれる。ふんわりとした香りが辺りに広がり、舌で味わうより前に匂いを味わうことができる。砂糖を入れる必要も無い甘い香りだ。だが、甘いのは香りだけではない。
「2人ってさ、いつも仲良しだよね~」
ついこちらも微笑んでしまうような笑顔でフェリシアーノは言う。彼の隣に座るドイツは持参した本を読んでいる。なるほど、邪魔はしたく無いらしい。
「べ、別に仲が良いってわけじゃ……」
「はい、仲良しです」
顔を真っ赤にして反論するアーサーを遮る菊の言葉。笑顔でばっさり肯定する菊に驚いたのは横に座るアーサーだ。
「き、菊!!」
「良いではないですか。事実ですし、少なくとも私はアーサーさんと仲良しでいたいので。」
「そ、そりゃ……俺だって……その、お前と……」
顔を俯かせてもじもじとごもらせて言葉を発する。相変わらずだなぁと彼を見守るのはもちろん菊、そしてもう1人。彼を小さい頃からよく知る人物。
「はいはい、ご馳走様。お前らのせいでお兄さんお腹いっぱい」
フランシスが言うまでも無い。完全に2人の世界を作り始めている彼らを止めるすべは無い。フェリシアーノはテーブルの上にぐでんと体を倒し、ドイツ~ドイツ~と構って欲しげに叫び始めた。一層眉間に皺が寄せられているのは言うまでも無い。
このままだとフェリシアーノが叱られるのも時間の問題だなとフランシスは思いつつ、テーブルの上のクッキーに手を伸ばす。外はサクッとしていて中はしっとり、予想以上に美味しい。後で店主に作り方でも聞いてみようと、また1枚口の中に放り込む。
「平和だねぇ~」
ドイツは溜め息をつきつつフェリシアーノのハグ攻撃を受けている。アーサーは手帳に挟んでいた映画のチケットを持って顔を真っ赤にしながら菊を誘っている。
愛する者同士がお互いの傍にいる。何と素晴らしいことだろえ。
「うんうん、平和が1番」
心から本当にそう思う
本当に
「さて、そろそろ盗聴も終えたことだし帰ろうか」
立ち上がり、手元の機械のボタンを押す。ピッという電子音と共に、録音は止められる。
大概の音を拾ってくれる高性能なのを作ったは良いが、送信電波が弱いのが難点だ。こうやってすぐ傍にいないとせっかく盗聴した内容を手に入れることができない。質とサイズを重視したから仕方ないのだが。
「こんな所で電波を受信するより、署内に変装して潜入した方が早えぇんじゃねぇか?」
「菊ちゃんはともかく、お前の変装なんてバレバレでしょ。眉毛だし。」
「眉毛は関係ねぇだろ!!!」
「いいや関係あるね!大ありだね!!」
ぎゃいぎゃいと言い合いを始める2人を、皆はいつものことだと笑って済ます。この2人は2人が揃ってこの組織に入ってきた頃からこうなのだと、菊はフェリシアーノから聞いたことがあるから。メンバーの中で1番遅くに組織に入ったため、最初は知らないことばかりだったのは懐かしい。
「それにしても、まさか警察も、こんなすぐ隣に私達がいるとは思ってもいないでしょうね」
今5人がいるオープンテラスの喫茶店は、西欧警察署のすぐ隣に位置している。コーヒーの配達にたまに店主が署に出入りしているとか。
そんな距離に、世界最悪と呼ばれる犯罪組織の面々が優雅にティータイムをしているなど誰が思うだろうか?
「フランシス、アーサー………いや、『フランス』、『イギリス』」
低い声でドイツはそれぞれのコードネームを呼ぶ。
「『イタリア』、『日本』」
「は~い」
「はい」
一瞬にしてまとう空気を変える彼らは、紛れもなく犯罪組織の一員である
「今から『仕事』を発表する。各自必ずこなすように」
世界に名高い犯罪組織『JUST』
彼らの正体は誰にも知られていない
……………………………
本来書きたかったものとは異なってしまいましたが………あれ?
確か英日を書くはず、だったよね?あれ?
えび
各警察が必死にその正体を暴き逮捕するために捜査を繰り返しているというのに、当の本人達はカフェでのんびりと寛いでいた。
オープンテラスの席に腰を下ろし、丸く白いテーブルの上に並べられた飲み物やお菓子を味わう。どれもその店のオススメの品らしく、とても美味しいものばかり。紅茶も香りよく淹れられており、紅茶に煩い者もその味をじっくりと堪能している。そんな風に寛いでいる者達が残虐な犯罪組織の一員だと誰が思うだろうか?
「菊、おかわりはいるか?」
「はい、いただきます」
白いポットから赤茶色の液体が注がれる。ふんわりとした香りが辺りに広がり、舌で味わうより前に匂いを味わうことができる。砂糖を入れる必要も無い甘い香りだ。だが、甘いのは香りだけではない。
「2人ってさ、いつも仲良しだよね~」
ついこちらも微笑んでしまうような笑顔でフェリシアーノは言う。彼の隣に座るドイツは持参した本を読んでいる。なるほど、邪魔はしたく無いらしい。
「べ、別に仲が良いってわけじゃ……」
「はい、仲良しです」
顔を真っ赤にして反論するアーサーを遮る菊の言葉。笑顔でばっさり肯定する菊に驚いたのは横に座るアーサーだ。
「き、菊!!」
「良いではないですか。事実ですし、少なくとも私はアーサーさんと仲良しでいたいので。」
「そ、そりゃ……俺だって……その、お前と……」
顔を俯かせてもじもじとごもらせて言葉を発する。相変わらずだなぁと彼を見守るのはもちろん菊、そしてもう1人。彼を小さい頃からよく知る人物。
「はいはい、ご馳走様。お前らのせいでお兄さんお腹いっぱい」
フランシスが言うまでも無い。完全に2人の世界を作り始めている彼らを止めるすべは無い。フェリシアーノはテーブルの上にぐでんと体を倒し、ドイツ~ドイツ~と構って欲しげに叫び始めた。一層眉間に皺が寄せられているのは言うまでも無い。
このままだとフェリシアーノが叱られるのも時間の問題だなとフランシスは思いつつ、テーブルの上のクッキーに手を伸ばす。外はサクッとしていて中はしっとり、予想以上に美味しい。後で店主に作り方でも聞いてみようと、また1枚口の中に放り込む。
「平和だねぇ~」
ドイツは溜め息をつきつつフェリシアーノのハグ攻撃を受けている。アーサーは手帳に挟んでいた映画のチケットを持って顔を真っ赤にしながら菊を誘っている。
愛する者同士がお互いの傍にいる。何と素晴らしいことだろえ。
「うんうん、平和が1番」
心から本当にそう思う
本当に
「さて、そろそろ盗聴も終えたことだし帰ろうか」
立ち上がり、手元の機械のボタンを押す。ピッという電子音と共に、録音は止められる。
大概の音を拾ってくれる高性能なのを作ったは良いが、送信電波が弱いのが難点だ。こうやってすぐ傍にいないとせっかく盗聴した内容を手に入れることができない。質とサイズを重視したから仕方ないのだが。
「こんな所で電波を受信するより、署内に変装して潜入した方が早えぇんじゃねぇか?」
「菊ちゃんはともかく、お前の変装なんてバレバレでしょ。眉毛だし。」
「眉毛は関係ねぇだろ!!!」
「いいや関係あるね!大ありだね!!」
ぎゃいぎゃいと言い合いを始める2人を、皆はいつものことだと笑って済ます。この2人は2人が揃ってこの組織に入ってきた頃からこうなのだと、菊はフェリシアーノから聞いたことがあるから。メンバーの中で1番遅くに組織に入ったため、最初は知らないことばかりだったのは懐かしい。
「それにしても、まさか警察も、こんなすぐ隣に私達がいるとは思ってもいないでしょうね」
今5人がいるオープンテラスの喫茶店は、西欧警察署のすぐ隣に位置している。コーヒーの配達にたまに店主が署に出入りしているとか。
そんな距離に、世界最悪と呼ばれる犯罪組織の面々が優雅にティータイムをしているなど誰が思うだろうか?
「フランシス、アーサー………いや、『フランス』、『イギリス』」
低い声でドイツはそれぞれのコードネームを呼ぶ。
「『イタリア』、『日本』」
「は~い」
「はい」
一瞬にしてまとう空気を変える彼らは、紛れもなく犯罪組織の一員である
「今から『仕事』を発表する。各自必ずこなすように」
世界に名高い犯罪組織『JUST』
彼らの正体は誰にも知られていない
……………………………
本来書きたかったものとは異なってしまいましたが………あれ?
確か英日を書くはず、だったよね?あれ?
えび
アイツが産まれた時
世界は何て残酷なのだろうと
俺は思った
「何で……」
病院の待合室で呟く。握りしめている紙カップに入ってるコーヒーはもう大分と冷めてしまっていた。一口しか口をつけていないが、口の中には苦い味が残っている。その苦味を感じながら首を項垂れる。
「……何でだ……」
何度目かわからぬ呟き。本当ならば今頃嬉しさと喜びで乱舞していただろう。だが、たった1人で待合室のソファーに座り、溜め息をつくばかり。
2人目の孫の誕生を嘆くとは、予想すらしなかった。
「ロヴィーは違ったから……アイツも違うと思ったのにな…」
1番大きな溜め息をつく。
2人の娘も違った。初孫も違った。
もうこんな力、受け継がれないものだと思っていた。
だが実際はどうだ?
ようやくの孫は、自分以上の『血』を継いでしまっていた
世界に呪われたこの『血』を
更に強き存在として新たな世界に生まれさせてしまった
生まれたことを喜べ無いことはその子に悪いとわかっている
やっとこの世界に生を受けてやってきてくれた。これから様々な者達と出会い、楽しいことも悲しいことも、たくさんのことを経験してゆく
生まれて来てくれてありがとう
心からそう言ってくれる存在に出会える
だが、世界はあの子を廃するだろう
この
呪われた『血』のせいで
「守ってやるからな……」
じいちゃんがお前を守ってみせる
周りの誰もが敵になろうとも
じいちゃんだけは
お前の味方だから
いつか、お前を心から愛してくれる者が現れるまで
………………………
今後の話にかなり関わる話です
あえて多くは言いません。否、言えません
えび
静まりかえる室内
賑やかに騒ぐ友人達がいたのだが、それぞれが帰路についてもう1時間になる。床には盛大に鳴らしたクラッカーの紙吹雪やモール、大量に開けた菓子の袋、デリバリーで届いたピザの箱や空の飲み物が転がっている。
大きく『HappyBirthday!』と書かれた垂れ幕や飾り付けは昨日から準備したもの。あと数分で今日が終わる。それらの片付けは明日起きてからで良いだろう。どうせ国中のあちこちで今日という日が祝われている。ホワイトハウスだって、明日の午前中は仕事にならないだろう。
静かな部屋に涼しげな夜風が吹き込む。季節は夏だが、夜は少し冷え込むものだ。はしゃいだ熱を冷ますためにと大きな窓を開け、その窓際に座り込んだのは良い判断だったらしい。
ふと、視線をやる。白い壁紙が貼られた壁にかかっているクロック。少し古くさいアンティーク風なデザインのそれは、電波を受信して現在の時刻を正しく表すという見た目に反してハイテクな機能がついている。短針はほぼ上を向いており、長針ももうすぐ短針と重なる。カチコチという音はしないはずなのに、その時間が近付くにつれて耳に音が聞こえてくるようだ。
招待状は送った
だが、来訪した者達の中に姿は見えなかった
来るはずが無いことはわかっていた。来れるはずが無い。
毎年毎年、この日が近付くと体調を崩し、1番酷いのはやはり当日らしい。『らしい』というのは、直接確認したことが無いためだ。来れないなら、と1度こちらから赴いた事はあるが、一目会うことすら叶わぬ程に苦しんでいた。同行した、彼を幼い頃からよく知る者だけが部屋の中に入れた、その光景をただじっと見ているしか出来なかった。たった1枚のドアを越えることが出来ず、唇を噛みしめた。握った拳はとても痛かった。
それ以来、こちらから赴くこともしていない。只でさえ体調が悪いのに、拍車をかけて苦しませるようなことはしたくない。
何故彼が苦しんでいるのか?
その原因は明らかだ
自分の過去の行い、それこそが原因である
だが、後悔したことは無い。例え彼を苦しめることとなっても、あの行為は必要だった。おそらくこの世界にとっても必然だったのだろう。他に比べて若すぎるにも関わらず、世界の頂点に立つ存在。
それが、『俺』という存在
押し込められるのではなく、与えてもらうのではなく
自分で、自分の力で、世界というものを見る
独立とはそういうことだ
そういうこと、なのだ
あと、2分
今日という日が終わる
ワシントンではパーティーが開かれていたし、ニューヨークでは毎年恒例の早食い大会が行われていた
カリフォルニアでは花火が上がり、サンフランシスコではサーカスがショーを催した
あちこちで今日という日が祝われる。民達の念願が叶ったこの日は200年経とうと民達にとって嬉しい日だから
たくさんの友人が来てくれ、そしてプレゼントをくれた
どれもどれも素晴らしい物ばかり
でも、1番欲しいものは……
あと1分、そんな時に流れる電話のコール
まさかと思い、すぐに立ち上がって携帯電話を手にする
「Hello?」
電話先から声は聞こえない。ぐずついて花をすする音だけが微かに聞こえる
もしか、しなくとも
必死に声を出そうとしてくれている
明日になれば体調は回復するのに、もっと簡単に電話くらい出来るのに、今日という日にかけてきてくれた
この行動がどをなに大変なことか、簡単に予想がつく
ボーン ボーン…
時を告げる音が鳴り響く
互いに喋ることの無い1分間
だけど、
それが何よりも嬉しい
「Thanks, Arther…」
明日になったら、1番に彼の元へ駆けつけよう
…………………………
7月4日に書けよって突っ込みは無しです
いつもとは少し違う感じで書いてみました。元々台詞が少ないので。
本当なら、相手が誰か全く表記するつもりは無かったのですが……無理でしたorz
なかなか難しいものだな……
米英がぷまいです
あかん、東京の世界会議、買い込みそうだ……
えび